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Tael&Tatl テールとテトル

おしゃべり好きの暴露話。

文字面をみてクスっと来たけど真面目に使える「死亡前死因分析」

こんにちは、鳴海です。

今週もサクサク読書を進めつつ、春の訪れを待ってたまにベッドで読書中に寝落ちして昼の1-2時間を無駄に消費したりする生活を続けています。この生活も大学生の内にしか出来ないと思うと感慨深いですね。

さて、今回のタイトルになっている「死亡前死因分析」、面白い言葉だと思います。日本語には「転ばぬ先の杖」とか言う言葉がありますが、それを死まで持っていっちゃう大胆さはなかなか驚きでした。(その言葉に見合うだけの強さはもちろんありますが…)

こちらの言葉、認知やバイアスを防ぐ考え方としてファストアンドスローという本ででてきましたが、少し応用がききそうだと思ったので、今回ご紹介したいと思います。

 

 そもそも「死亡前死因分析」とは

文中の言葉をそのまま引用すると、この手法はこのように紹介されています。

「いまが一年後だと想像してください。私たちは、さきほど決めた計画を実行しました。すると大失敗に終わりました。どんなふうに失敗したのか、5~10分でその経過を簡単にまとめてください」

この手法はバイアスやヒューリスティック、直感的な判断により合理的な判断が行えなかった時にそれらを理性的な考え方に振り戻すやり方です。本書内では「バイアスなどを取り除くのに効果的な手段である」と言った風に紹介されていますが、「普通に他の機会でも応用して活用できるのではないか…と個人的には思いました。

例えば、就職のこと、結婚のこと、キャリアのこと、勉強のこと…などと、大きな時間的資産を投じて行うことに対してはかなり効果があるのではないかと自分の中で想定していく中で感じました。

本の紹介が遅れましたが、下巻に詳しく掲載されています。上巻と続けて読まないとあまり話がはいってこないかもしれませんので、可能なら上下巻セットで読んでみて下さい。

 

ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
 

 

ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
 

 

 

就職活動に当てはめてみると

例えば、就職で内定を複数もらった後、どれを決めるかを考察する場合。就活では比較的にネガティブな情報は入りにくいです。SNSが普及したとは言いますが、説明会に行っても、OB訪問に行っても現場社員から不満を聞くことはまだまだ難しいのが現状です。したがってポジティブな情報を組み合わせて意思決定をしがちで、リスクやデメリットを考えて最終的に選ぶことがなかなか難しいのではないでしょうか。

それに対して先程の引用と同じように、「入社後一年後であなたは転職を視野に入れています。何故でしょうか」といった質問に簡単に応えられるのであれば、多角的に情報を集めていて、デメリットもある程度認知した上で内定先を選べる状態になっているでしょう。

 

結婚に関して考えてみると

先ほどと同じように自分に問いかけてみましょう。期間設定の重要性に関しては今回は無視して「結婚後1年で離婚を検討している理由は?]といった質問の答えを探してみて下さい。結婚相手になっていただけそうな人は”今のところ”見つかっていないので何でも平気に言うことが出来る立場で言わせていただくと「価値観の相違」「生活リズムの違い」「金銭感覚の違い」など、色々考えられるのではないでしょうか。もちろん相手が居て相手とのロールプレイとして考えたほうが現実味がありますし、それだけ実効的な解決策も同時に考えることが出来るのでこれ以上は突っ込みませんが、「これが出来ていたら過去の恋愛ももう少し上手くできていたのかも…」と思う部分もあったりします。相手の視点で考える、主観的になりすぎないっていうのはだいたい人間関係どこに行っても大事ですよね。

 

就職や結婚の話であれば、期間設定を何パターンかして考察してみるといいかも

今回は結婚も就職活動も「1年後」を設定して行いましたが、それぞれ「5年後」や、「10年後」を設定してみてもいいかもしれません。結婚は一回で済ませたいのが大多数の意見だと思うので、最長では50,60年とかの期間を考えてみるのもありです。しかし10年を越えてしまうと社会の変化など変化するものが大きくなりがちなので、できれば個人の関係としてXX年後に起こりうる問題」として考えるのに済ませましょう。そうでなければ結婚できなくなりそうです。

 

自分の意思決定の整合性を客観的に確認することが出来る手段

今回は結婚と就職といった意思決定を例をあげて紹介しましたが、本当にどこでも使える思考法、振り返り方法だと思います。僕もこれで就職活動とか見直したら、案外離職の原因が頭に浮かんだりしたので、「転ばぬ先の杖」を拵えるのにいい機会でした。本当に当たり前のようにそれらを使えるようになれば、認知の歪みや視野の狭さを理由とした失敗も減らすことが出来ると思うので、これからもどんどん意識して使えるようにしたいと思います。みなさまもぜひお試しあれ。

 

鳴海